Python でインストール済みのライブラリをまとめてアンインストールする方法をご紹介します。
大きな流れは次のとおりです。
- インストール済みのライブラリをリストアップ
- リストを編集
pip uninstallコマンドでアンインストール
以下順に見ていきます。
1. インストール済みのライブラリをリストアップ
まずは、どんなライブラリがインストールされているのかチェックします。
$ pip freeze > requirements_bk.txt
$ cp requirements_bk.txt uninstall.txtもしものときのために復元用をバックアップしておくのがよいでしょう。 requirements_bk.txt は復元用、 uninstall.txt はアンインストール用です。
2. リストを編集
uninstall.txt を編集し、「削除したいライブラリ」のみの一覧を作成します。削除したいライブラリはリストに残し、残しておきたいものはリストから削除します。
たとえば次のような感じにします。
cssselect==0.9.1 lxml==3.2.4 pyquery==1.2.8
リストの編集が終わったら、あとは pip コマンドでまとめてアンインストールするだけです。
3. pip uninstall コマンドでアンインストール
pip uninstall コマンドの r オプションの値に先ほどの uninstall.txt を渡します。
$ pip uninstall -r uninstall.txtコマンドを実行すると、ライブラリごとに「本当に削除しますか?」という確認ダイアログが(英語で)出るので、本当によければ y を入力していきます。
確認ダイアログが必要ない場合は y オプションをつけると OK です。
$ pip uninstall -r uninstall.txt -y万が一何か問題が出たときや改めてインストールし直したいときは、復元用の requirements_bk.txt を使って元に戻すとよいでしょう。
$ pip install -r requirements_bk.txt以上です。
参考