Python の loremipsum
というライブラリについてご紹介します。
import loremipsum
loremipsum
はサンプル文字列を生成するためのライブラリです。「 lorem ipsum... 」的なランダムな文章を生成してくれます。ランダムな文章をどこかに入れたいときなどに有用です。
以下、主な使い方を見ていきます。
サンプル文の生成
s1 = loremipsum.get_sentences(4)
for row in s1:
print row
# たとえば次のとおり表示
# Risus fames risus lorem risus nibh nunc.
# Donec dolor diam.
# Felis porta vitae.
# Ipsum velit quisque libero fusce et.
get_sentences()
は引数に渡された数の長さのサンプル文のリストを返します。
サンプルパラグラフの生成
p1 = loremipsum.get_paragraphs(3)
pprint.pprint(p1)
get_sentences()
が「 1 文」をひとつの単位として返すのに対し、 get_paragraphs()
は「 1 段落」をひとつの単位として返します。こちらも返ってくる形式はリストです。
凝った使い方をする
from loremipsum import Generator
g = Generator()
sample = g.generate_paragraph()
print sample
単語辞書を与えたりなどして、より柔軟に使えるサンプル文章機能を提供する Generator
クラスも存在します。 generate_paragraph()
で返されるのは要素数 3 のタプルです。タプルの中身は (文数, 単語数, 1つの段落の文字列)
です。
Generator
クラスは generate_paragraph()
以外にもさまざまなメソッドを備えているので、詳しくは Lorem Ipsumライブラリの公式ドキュメント をごらんください。
インストール
pip をインストールしてあれば次のコマンドでインストールできます。
pip install loremipsum